裏原・キャットストリート沿いのセレクトショップ「SHIPS原宿店」（渋谷区神宮前4、TEL 03-5414-5747）に9月26日、土産をコンセプトにしたコーナー「SHIPS SOUVEN!RS（スーベニアーズ）」がオープンした。

和風の柄をドットでデザインするド「ザ・ポーセリンズ」の商品

　同店には、数年前からアジア諸国からの旅行客が、近年は円安の影響からか欧米系の旅行客が増え、現在では来店客の1割ほど、売り上げの15％ほどが外国人だという。そうした背景から、日本人を含めた全ての観光客に向けたコーナーとして新たに設置。家紋に見られる「角字」をベースに、同店の由来になっている「船」の漢字を表現したロゴは、グラフィックデザインなどを手掛けるトライセップ グラフィックス（代々木4）のDUKE OKADAさんが担当した。

　50種ほどの商品をラインアップする同コーナー。「メード・イン・ジャパン」の商品、同コーナーのロゴをあしらった別注・コラボレーション商品がそれぞれ9割ほどを占める。商品は、陶磁器ブランド「ザ・ポーセリンズ」の、ダルマや桜などをドットで描いた柄の箸置き（648円）や茶わん（1,296円）、鶴や富士山の形に折った形状記憶の眼鏡クリーナー「プチペット」（1,728円）、ランドスケーププロダクツ（千駄ヶ谷3）がデザインした無地のこけし（3,240円または4,860円）、スケートボードや楽器を演奏する姿などを描いた石川・九谷焼の窯元・上出長右衛門窯の湯飲み（6,480円）、デニムブランド「ジョンスミス」のジーンズ（1万7,280円）など。

　同店オリジナル商品として、忍者や空手、「礼」などをイメージした形のキーホルダー（583円）、同コーナーのロゴが入った5本指ソックス（1,728円）、Tシャツ（2,700円）、「TOKYO」の文字が入ったラグ（7,560円）などもそろえる。今後は、四季に合わせた商品や、10月1日の免税対象品拡大に合わせた食品や消耗品も展開予定。

　山口心爾（しんじ）店長は「日本の技術やオリジナリティーを、当店のフィルターを通してスタイリッシュに提案できれば」とし、「旅行のコースの中に入れてもらええるよう、スーベニアーズがあるから来たいと思っていただける店づくりをしていきたい」と意欲を見せる。

　営業時間は11時～20時。