渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)3階の「パルコミュージアム」(TEL 03-3477-5873)で現在、ファッションブランド「UNDERCOVER(アンダーアバー)」初のグラフィック展「“TGRAPHICS” 1990-2014 HISTORY OF UNDERCOVER T GRAPHICS」が開催されている。
1989年、デザイナー高橋盾(じゅん)さんが文化服装学院在学中に友人と立ち上げた同ブランド。1994-95年秋冬コレクションで東京コレクションに初参加し、2003年春夏コレクションでパリコレクションにデビュー。南青山に旗艦店を構えるほか、同館内にコンセプトショップを出店している。手刷りのTシャツの手売りから始まったこともあり、コレクションの一部としてTシャツを発表し続けている。
同ブランド初のグラフィック展となる同展は、1990年に高円寺駅構内に貼ってあった指名手配犯をコラージュして作った最初のTシャツをはじめ、2014-15年秋冬コレクション「COLD BLOOD」までのTシャツ・グラフィックのマスターピースをアート作品として展示。グラフィックの複製原画(5万4,000円、11月上旬発送)を注文販売する。
併設するショップでは、復刻版のTシャツ(6,480円または8,640円)や先行発売のトートバッグ(5,400円または7,020円)などを販売。約300点のグラフィックを掲載した、展覧会と同名のグラフィック作品集(1万6,200円)を先行発売する。
服でのクリエーションと同じくらい「Tシャツのデザインは僕の脳内を表現する手段として重要なエレメント」だと言う高橋さん。「よりマッドなクリエーションを発表できるよう、モード界のTシャツ伝道師として頑張りたい。そして、最後にアンダーカバーが終わる時、スタートと同じように全て手作業のTシャツデザインで有終の美を飾れたらいいなと思ったりしている」とコメントを寄せている。
開催時間は10時~21時(最終日は18時まで、入場は閉場30分前まで)。入場料は、一般=500円、学生=400円、小学生以下無料ほか。9月23日まで。