表参道エリアに2015年春(予定)、クロワッサン触感のドーナツ「クロナッツ」で知られるNYのペイストリーショップ「Dominique Ansel Bakery(ドミニク・アンセル・ベーカリー)」の日本1号店がオープンする。
パリの老舗ペイストリー「フォション」やNYの3つ星フレンチレストラン「ダニエル」でエグゼクティブペイストリーシェフを務めた経験を持つ、ドミニク・アンセルさんが2011年11月にオープンした同店。オープン後4カ月で、タイム・アウト・ニューヨークで「ベスト・ニュー・ベーカリー・オブ2012」を受賞するなど早くから注目を集めていた。昨年5月に発売した「クロナッツ」が大ヒットし、その名が広く知られるようになった。
国内展開を手掛けるのは、アパレル事業を展開するTSIホールディングス(港区)と、ブランディングプロデュース事業などを手掛けるトランジットジェネラルオフィス(北青山3)が9月1日に設立した合弁会社D.A.B.PASTRY(南青山5)。出資比率はTSI=51%、トランジット=49%。同事業でTSIホールディングスは飲食事業に本格参入する。
店舗では、「クロナッツ」をはじめ、ドミニクさんオリジナルのクイニーアマン「The DKA」、クッキー生地のショットグラスにバニラミルクを注ぐ「クッキーショット」、アイスクリームをしのばせたマシュマロを焦がした「フローズンスモア」などNYでも提供する商品に加え、日本限定アイテムの展開も視野に入れている。