代々木公園周辺でデング熱の感染が拡大する中、9月13日・14日に開催予定だった「ベトナムフェスティバル2014-hand in hand-」の中止が決まった。
2008年に外交関係樹立35周年記念として初開催して以降、毎年同所で開いてきた同フェス。場内にはベトナム料理を提供する飲食ブースなど約90ブースが並び、ステージでは来日アーティストのライブを繰り広げるなど、食・文化・音楽などを通じて、さまざまなベトナムを紹介。昨年は約13万人が来場した。
代々木公園で採集した蚊からデングウイルスが確認されたことや、中央広場や噴水池があるA地区が封鎖されたことを受け中止を決定。同フェス会場となる、野外ステージなどがあるB地区(NHK放送センター側)は閉鎖されていないが、「安心・安全」を考慮して判断したという。
同所では週末を中心にさまざまなイベントが催されている。20日・21日の「ナマステ・インディア2014」は予定通り開催する方向だが、今後の状況により中止や延期なども検討中。今月10日に最終的な判断を下すという。翌週27日・28日の「スリランカ・フェスティバル2014」も開催予定だが、状況により日程を変えず台場に会場を移して開く。
ケヤキ並木で開催を控える「東京朝市アースデイマーケット」(21日)、「大江戸骨董(こっとう)市」(27日)については8日現在、中止のアナウンスはない。