西武渋谷店（渋谷区宇田川町）A館7階特設会場で現在、「グレース・ケリー写真展～美しいファッション・アイコン、グレース・ケリーを追いかけて～」が開催されている。

映画でケリー役を演じたニコール・キッドマンさんが着用した衣装

　女優からモナコ公妃になったグレース・ケリーは、1929年、米フィラデルフィア生まれ。NYの演劇学校で演技を学び、1949年に舞台「父」でブロードウェーデビュー、1951年に映画「十四時間」でハリウッドデビューを果たした。1954年には映画「喝采」でアカデミー賞主演女優賞を受賞。1955年、カンヌ国際映画祭に出席した際に訪れたモナコで当時の大公レニエ3世と出会い、1956年に結婚。現大公アルベール2世ら1男2女をもうけるも、1982年に事故で亡くなった。53歳だった。

　ケリーの人生を5章に分けて紹介する同展。写真を撮影したのは、米フォトグラファーでケリーの友人でもあったハウエル・コナン。1955年に出会って以降、オフィシャルカメラマンとしてケリーを撮影し続けた。場内には、稽古中の様子やプライベートな旅行でのショット、結婚式、レニエ3世や子どもたちと過ごす姿などを捉えた写真約150点を展示する。

　B館1館では、10月に公開を控える「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」（オリヴィエ・ダアン監督）の衣装展も実施。同所には、1000個以上のスワロフスキーのクリスタルをちりばめたドレスやゴールドラメのドレスなど、ケリー役を演じたニコール・キッドマンさんが撮影で着用した衣装3点が並ぶ。

　開催時間は10時～21時（最終日は17時まで、入場は閉場の30分前まで）。入場料は、大人＝700円、大学・高校生＝500円、中学生以下無料ほか。9月7日まで（衣装展は8日まで）。