表参道・青山通り近くに8月19日、フォンデュを主力にしたイタリアンダイニング「フォンデュハウス」(港区北青山3、TEL 03-6434-9159)がオープンした。経営は飲食店経営を手掛けるダイニングキッチン(南青山6)。
キノコや野菜20種と肉が食べ放題の「オリーブオイルフォンデュ」
レストランバー「シンプルキッチン」(同)や薫製料理と熟成ジビエ専門店「スモークキッチン」(渋谷区渋谷1)などを展開する同社の5ブランド目となる同店。「素材を生かした料理をやりたい」という思いからフォンデュに行き着いた。ターゲットは30歳前後の女性。
店舗面積は約30坪。席数はテーブル席で40席ほどを用意。メキシコ料理店の居抜きで出店した同店。壁はベージュ、床はレンガ調のタイルでまとめた空間で、木目のテーブルや椅子などは旧店で使っていたものを再利用している。プロジェクターを備え、スポーツ観戦なども行う予定。
メーンのフォンデュは、ローリエで香り付けしたオリーブオイルに具材をくぐらせ、塩やバジルソースなど4種のソースで食べる「オリーブオイルフォンデュ」(2,678円)と、エメンタールチーズ・グリュイエールチーズを使った「濃厚チーズフォンデュ」(3,218円)を用意。具材はそれぞれで異なるが、十勝マッシュルームや黒あわびタケなどのキノコ、ジャガイモ「インカのめざめ」「シャドークイン」、小玉ネギ「ペコロス」、カボチャ「コリンキー」、チェリートマトなど月替わりの野菜約20種、ベーコン・砂肝などの肉、バゲット、エビなどの海鮮をお替わり自由で提供する。
そのほか、「とろとろ牛すじ肉のトマト煮込み」(637円、Lサイズ918円)や、築地から直送した魚を使う「本日の鮮魚のカルパッチョ」(1,145円)、「31種のスパイス自家製キーマカレー」(1,026円)などもそろえる。客単価は4,000円~5,000円。
現在は、当初見込んでいたより20代前半の利用客が多く、女性のグループやカップルなどで来店するという。男女比は3対7程度。統括マネジャーの馬場祐次さんは「オイルフォンデュを初めて体験する方も多いと思うので、食べ方を知っていただければ。具材には珍しい野菜もあるので新しい発見をしてもらいつつ、月で変わる内容を楽しんでもらいたい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は18時~24時(土曜・日曜・祝日は17時~、9月中旬からはランチも開始予定)。月曜定休(9月中旬からは日曜定休)。