渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)が現在、秋の改装を進めている。実施区画は9区画、170.38坪。
開館40周年を迎えた昨年度~今年度春にかけて「モードファッション」「カルチャー・エンターテインメント」をテーマに53店舗改装してきた同館。今年3月~6月の売上高が前年比118.4%、入館者数108.3%と好調に推移。中でも「バオ バオ イッセイ ミヤケ」「マッドストア アンダーカバー」「オープニングセレモニー」など、モードファッションを中心にパート1全体の売り上げをけん引し、外国人の集客などにもつながっているという。今回の改装でも新業態・新ラインのショップを導入し、「新しいモードファッション」を提案する。
パート1・1階には、デザイナー丸龍(がんりゅう)文人さんが手掛ける「コム・デ・ギャルソン」のブランド「GANRYU」初のオンリーショップがオープンしている。同店では今年の秋冬にデビューするレディスラインを唯一フルラインアップしている。
同フロアには9月5日、ヨウジヤマモト(品川区)のブランドを複数扱う初のセレクトショップ「Ground Y(グラウンドワイ)」がオープンを控えている。ユニセックスのデニムとTシャツ、シャツのコーディネートがテーマで、中心価格帯を2万円代に設定しヤング層の取り込みを図る。「Ground Y」やエドウィンと共同開発したデニムブランド「Yohji JEANS」などの新ブランドも登場予定。
そのほか、レディスブランド「ロイスクレヨン」を手掛けるクレヨン(大阪市北区)初のメンズセレクト業態「h.t.maniac men(エイチティマニアック メン)」や、「ファーファー」などを手掛けるマッシュライフラボ(渋谷1)から今春デビューしたブランド「Mila Owen(ミラ オーウェン)」、アクセサリーブランド「Lilou(リル)」なども出店する。
若手デザイナーや新ブランドに提供するインキュベートスペースには、NY発「3.1フィリップ リム」初のメンズ単独ポップアップストアが限定出店する。秋冬のテーマ「バウハウス・カウボーイ」を日本風にアレンジした店内演出などで表現するという。
営業時間は10時~21時。