西武渋谷店(渋谷区宇田川町)A館7階特設会場で現在、米発ファッションドール「バービー」生誕55周年を記念した「モード オブ バービー展」が開催されている。
バービーは、米マテル社が1959年にニューヨーク・トイ・フェアで発表したファッションドール。1962(昭和37)年に日本でも正式に発売された。生誕55周年を記念した同展では約250体のドールを展示。コレクター関口泰宏さんのコレクションで初期から現代までを振り返る「ファッションヒストリー」や未公開コレクション、クリエーターとのコラボドールなどを紹介。会場外には等身大バービーと記念撮影のできるフォトスポットも設けている。
流し目に赤いリップ、5枚の布を縫い合わせて作られたボーダーのスイムウエアの初代バービーをはじめ、当時、米本国では水着姿が主流だったのに対し洋服を着させて販売した「日本仕様」や、植毛のまつ毛とストレートヘアが特徴的な「モッズ期」(1965年~)、白い歯がのぞく笑顔の「スーパースター期」(1977年~)など、ドールの移りを見ることができる。
さまざまな職業の制服を着用したモデルやバービーのデザイナーであるロバート・べストさんが手掛けた「リゼットバービー」と直筆原画、小物・衣装のパーツ、実際には商品化されなかった衣装のサンプルなども展示する。
「G.V.G.V.」「plumpynuts」「motonori ono」「SOMARTA」など同館内に出店する12ブランドが参加し、同展のために制作した限定バービーも並ぶ。ドールは館内各店で、ドールが着用する衣装と同じデザインの服を並べて展示している。
併設するショップでは、ピンクのヘアエクステを付けられる西武・そごう限定ドール(2,700円、300体限定)などを販売する。
同展開始から1週間。8月11日までの総来場者数は約5500人で、多い日は1日で1000人ほどが訪れたという。9割以上が女性だが、年齢層は20~50代と幅広い。夏休み・盆休みという事もあり、親子や友人同士での来場が目に付くという。
営業時間は10時~21時(13日は20時まで、最終日は17時まで)。入場料は、大人=700円、大学・高校生=500円、中学生以下無料。8月17日まで。