渋谷区文化総合センター大和田(渋谷区桜丘町)2階「ギャラリー大和田」で8月5日、「シブヤパブリック展 渋谷駅周辺のまちづくりと都市デザイン」が始まった。主催は渋谷区。
7月31日に行われた起工式に伴い、230メートルの高層ビル建設が始まった渋谷駅周辺。2027年間で続く渋谷駅周辺の再開発事業の取り組みと、街づくりの取り組みをパネルで紹介する同展。
「デザインエリア」では、建築家で東京大学名誉教授の内藤廣さんやの隈研吾さんら各事業にデザインアーキテクトで参画する建築家を紹介するほか、地元商店街関係者らで2011年1月から今年7月まで25回にわたり開いてきた「渋谷駅中心地デザイン会議」を振り返る年表を掲出。「駅街区」「道玄坂街区」「駅南街区」「桜丘口地区」の4街区それぞれの建築デザインと、全街区をまとめた渋谷駅前空間のデザイン調整の取り組みや考え方を提示するため、これまで公表されていないイメージ図も含め、現在の建物デザインになるまでの変遷を紹介する。
「シブヤパブリック」エリアでは、これから具体的に検討が始まる駅前広場を始めとする公共空間の整備に向けコンセプトと方針を提案する。今後の渋谷を見据えるため、地形やエリアなどから渋谷の特性を分析。会場で配布するアンケートでは駅前広場に期待する点などの意見を募る。
場内には白い渋谷エリアのマップと年齢・性別で色分けしたシールを用意。来場者が「好きな場所」「自分の場所」にシールを貼ることできるようにした。
開催時間は10時~19時。入場無料。今月17日まで。