京王電鉄が9月1日から発売する、新宿駅と渋谷駅のどちらでも乗り降り自由な定期券の名称が「どっちーも」に決まった。
新宿・渋谷駅に乗り入れる列車を運行する同社が、利用客のライフスタイルに合わせ導入を決めた。通常の通勤定期運賃に一定の額を加算すると両駅で乗降可能になる。ウェブサイトで投票を募り決まった愛称は「どっちーも」。
発売券種はPASMOの通勤定期券のみ。京王線・井の頭線共に、明大前駅以西の各駅~新宿駅の定期券の場合は渋谷駅でも、明大前駅以西の各駅~渋谷駅の定期券の場合は新宿駅でも、それぞれ乗降可能になる。ただし、前者の場合は渋谷駅、後者の場合は新宿駅以外で途中下車する場合は別途、明大前駅~乗換駅または渋谷・新宿駅間の普通運賃がかかる。
通勤定期運賃への加算料金は、大人=1カ月1,000円、3カ月2,850円、6カ月5,400円、子ども=同500円、同1,430円、同2,700円。明大前駅~渋谷・新宿駅は共に、ICカード利用の普通料金が133円のため、1カ月定期の場合月に4往復すれば元が取れる計算となる。