広告やデジタルコンテンツなどの制作を手掛ける「バスキュール」(港区)と「パーティー」(渋谷区猿楽町)が運営するクリエーティブスクール「Both Art and Programing Academy(BAPA)」は7月26日・27日、第1期生卒業制作展を渋谷ヒカリエ8階のイベントスペースで開く。
バスキュール社長の朴正義さん、パーティー社長の伊藤直樹さんは、「文系」「理系」などの教育システムや、「デザイナー」「プログラマー」などの専門領域を分ける従来のやり方に疑問を持ち、昨年末に「デザイン」と「プログラミング」のスキルを兼ね備える次世代クリエーターの育成を目指す同スクールを開校。約100人の入学志願者のうち現役大学らを中心に合格者31人を第1期生として、3月中旬から隔週水曜日の夜に授業をスタート。
各カリキュラムでは、朴さん、伊藤さんをはじめ、両社所属のメンバーや、手のひらサイズのソーシャルロボット「ココナッチ」などの開発で知られるユカイ工学・社長の青木俊介さん、ZIMAのロボットバンド「Z-MACHINES」などを手掛けたTASKOのKIMURAさんなど、国内外で活躍するクリエーター17人が講師を務め、全10回にわたってより実践的な講義が行われてきた。
今回の第1期生卒業制作展のテーマは「Fantastic Shibuya!(ファンタスティック渋谷)」。2~4人編成の計10チームに分かれ、「デザイン」と「プログラミング」を融合し、外国人に渋谷の魅力を伝えるインタラクティブな卒業作品を展示発表する。主な出展作品は、外国人が渋谷の女の子とデートをしながら日本語が学べる音声認識型デートコンテンツ「Shibuya Sweet Lesson」や、スクランブル交差点で行き交う人をひたすらかき分けて目的地をめざすゲーム「SHIBUYA INVADERS」など。
開催時間は、26日=14~21時、27日=11~17時。入場無料。