渋谷「Bunkamuraザ・ミュージアム」(渋谷区道玄坂2)で現在、開館25周年特別企画「デュフィ展 絵筆が奏でる色彩のメロディー」が開催されている。
ラウル・デュフィは1877年、フランス・ルアーブル生まれ。1899年に市から奨学金を得てパリの国立美術学校で学ぶ。「鮮やかな色彩と軽やかなタッチ」な作風が特徴で、1952年にはベネチア・ビエンナーレ海外部門の大賞を受賞している。1953年に75歳で亡くなった。
同展は日本初公開を含む、油彩や素描、版画、テキスタイル、服飾、陶器、家具などで1899年から晩年に至るまでを紹介する回顧展。各時代の代表的な絵画作品を通じてデュフィの作風が確立される作風をたどるほか、1907年~1911年に制作された木版画、ファッションデザイナーのポール・ポワレとの出会いから関わるようになったテキスタイルデザイン、花をモチーフにした1940年代の水彩画などを並べる。
開催時間は10時~19時(金曜・土曜は21時まで、入館は閉館30分前まで)。入館料は、一般=1,500円、大学・高校生=1,000円、中学・小学生=700円ほか。7月27日まで。