渋谷・みやしたこうえん、神宮通公園を中心に7月13日、音楽祭「渋谷ズンチャカ!SHIBUYA STREET JAZZ」が開催される。主催は渋谷ストリートジャズ実行委員会。
渋谷でジャズライブを鑑賞した桑原敏武渋谷区長が、「このようないい音楽を区民や渋谷に集まる人たちにより広く届けたい」と思ったことからスタートした同祭。音楽をツールに新しいコミュニティーを作ることで、「今後渋谷をどんな街にしていくか」を考えるきっかけになることを目指す。
イベント名は多種多様な文化が集まり「新しい独自の文化を生み出す」渋谷の魅力を表現し、「躍動感や楽しさが伝わる」言葉として「ズンチャカ」と命名。今回は、来年の第1回開催に向けたプレイベントとして開く。当日は作ったり参加したりできる体験型の企画で、音楽の楽しみ方を提案する。
メーンイベントは、女性ブラスユニット「東京ブラススタイル」リードの下、楽器を持参した来場者が「上を向いて歩こう」などをセッションする「スウィングカーニバル」と、来場者も参加しゴスペル曲「Oh Happy Day」などを歌う「シングアウト・リーダーズステージ」。タレントや歌手として活動する井上順さんらによる「ザ・スパイダース」のメドレーや、子どもから大人までが参加し幅広いジャンルのダンスを披露するステージなども予定する。
場内3カ所に設置するステージでは、バイオリン・ピアノ・パーカッションインストゥルメンタル・ユニット「MODEA」、シンガー・ソングライター加藤貴之さん、音楽ユニット「励まし屋」「YANO BROTHERS」、ドイツのたて琴「ライアー」奏者・みやたよしたけさんなどがライブを行う。
フットサル場やスケート場などでは、楽器作りや初心者向けの管楽器・バンド体験などのワークショップを開くほか、場内には楽器やグッズのマルシェ、飲食スペースも設ける。
運営事務局の細田幸子さんは「子どもから大人まで、国籍や音楽経験などさまざまなボーダーを越えて多くの人が一緒に楽しめるイベントにしたい。この音楽祭をきっかけに新しい地域コミュニティーが育つことを願っている」と期待を込める。
開催時間は11時~18時。入場無料。小雨決行。