渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階のギャラリースペース「CUBE」で現在、囲碁をテーマにしたデザインプロジェクト「PLAY IGO」が開催されている。主催は若年層へ囲碁の普及を目指し活動するIGO AMIGO。
「(囲碁の)『難しそう』『地味』というイメージをデザインの力で打破し、楽しさを多くの人に届ける」ことを目的にする同企画。ルールや所作、形など囲碁文化が持つ要素を分解することで「囲碁の魅力の根源」を探り、見いだした「囲碁の楽しさ」を形にした碁盤やアクセアクセサリー、グラフィック作品19点を展示している。囲碁の経験は問わず、日本文化やデザイン、クリエーティブなどに興味関心を持つ20~40代をターゲットに据える。
7月12日には女性客限定の落語会「らくこのらくご-女の子のための落語-」とコラボした落語会「落語で囲碁を楽しもう」を開く。落語家の春風亭一之輔さんが出演し、囲碁を題材にした古典落語「笠碁」を披露する。開催時間は16時~17時を予定。定員は100人。鑑賞料は、女性=1,500円、男性=2,000円。
同団体代表の辻本祐介さんは「既に囲碁を知っている人も知らない人も囲碁の楽しさに出合えるイベント。この展示が囲碁を始めるきっかけになれば」と期待を込め、「当イベントで囲碁や落語に触れたことで、その他の日本の伝統文化にも興味を持つようになってほしい。そしてそれらを自分たちのライフスタイルの中に取り入れてもらい伝統が進化し続ける、そんなきっかけになれば」と話す。
開催時間は11時~20時。今月14日まで。