白根記念渋谷区郷土博物館・文学館(渋谷区東4、TEL 03-3486-2791)特別展示室で現在、「写真展 昭和30年代の渋谷駅とその周辺II-渡邉孝氏撮影写真から-」が開催されている。
1963(昭和38)年に撮影された首都高速道路と東急東横線旧渋谷駅
昭和30年代(1955年~1964年)代後半の渋谷貴周辺の写真を紹介する同展。写真は区立大和田小学校で教員をしていた渡邉孝さんが撮影したもので、2012年に同館が寄贈を受けた。同名の写真展は昨年春に開催した第1弾に続き2回目となる。
今回は寄贈を受けた492枚のうち23点を展示。渋谷川の暗渠(あんきょ)工事と東急東横線旧渋谷駅の建設工事の写真が中心で、今現在の工事の様子を収めた写真と一緒に比較展示している。
中には、東京オリンピックに向けた首都高速道路の建設工事の様子などもあり、現在の渋谷の街並みの「原型が形成されていく様子」を見ることができる。場内では、昨年3月の営業終了まで東急東横線旧渋谷駅で使われていた、1番線車止め標識など、展示写真に関連する実物資料も一緒に紹介する。
開館時間は11時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌火曜が休み)。入館料は、一般=100円、小中学生=50円ほか。8月3日まで。