複合文化施設「Bunkamura」(渋谷区道玄坂2)で6月28日から、フランス文化を切り口にしたフェスティバル「UN ETE EN FETE(アンネテ・オン・フェット)Bunkamura2014」が開催される。
同施設開館25周年記念企画の一つ。同施設の建築デザインをフランス人建築家ジャン=ミシェル・ヴィルモットさんが手掛けていることや、施設内にパリの老舗カフェ「ドゥ マゴ」唯一の業務提携店である「ドウマゴ パリ」が出店していることなどからフランスを切り口に企画。イベント名はフランス語で「夏(=ETE)祭り(=FETE)」を意味する。
オープニング企画として、28日(19時~)にはNHK交響楽団メンバーによる木管五重奏のサロンコンサートを開くほか、東京フィルハーモニー交響団首席奏者によるミニコンサート(7月26日・27日)」などの音楽イベントを企画。
期間中、初級者向けのフランス語教室、パリ2区や同施設内にブティックを構えるフラワーアーティスト、エルベ・シャトランさんによるフラワーレッスン、フレンチ・ミュージカルの魅力をひもとくトークイベントなどを実施。ブックショップ「ナデッィッフ・モダン」では、ココ・シャネルやジェーン・バーキンさんなど、パリの女性たちにまつわる本を紹介する「美しきパリ」を展開する。
「ル・シネマ」では、ベル・エポック期(1871年~1914年)のパリを舞台にキャバレー「ムーラン・ルージュ」ができるまでを描いた「フレンチ・カンカン」(ジャン・ルノワール監督、1954年) 、余命告知を受けたピエールと、その姉のエリーズを中心に描く群青劇「PARIS パリ」(セドリック・クラピッシュ監督、2008年)など5作を上映する「映画と出会う、パリ」(同25日~31日)を予定。
関連企画として、ザ・ミュージアムでは「デュフィ展」がすでに始まっているほか、フランス国立リヨン歌劇場来日公演となるオッフェンバックの歌劇「ホフマン物語」(オーチャードホール、同月5日~9日)、「ドゥマゴパリ祭」(同12日~21日)なども控える。
開催時間などなどは公式ホームページで確認できる。8月3日まで。