広尾に48年の歴史を刻んだ「広尾食品デパート」(広尾5)が老朽化のため年内で閉店する。木造2階建の同デパートの建物は戦前から存在し、戦時中は軍事工場としても使われ、昭和30年に「広尾食品センター」としてオープンした。これまで12店舗が営業していたが、閉店を前に既に3店舗が閉店しており、残った店舗も残務整理を含め来年1月20日までの営業となる。これに伴い、地元・広尾の聖心女子大・写真部では12月20~21日の2日間、同デパート2階のギャラリー「Gallery Kei」(TEL 03-3443-6789)で写真展「廣尾・澁谷展」を開催する。同展では、1960年代に卒業した同大写真部OGが撮影した写真や地元住民から借りた写真を通じて、広尾の変遷を振り返る。開催時間は20日が11~18時、21日が11~17時。