表参道「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)3階のギャラリー「EYE OF GYRE」(TEL 03-3498-6990)に現在、ベルギー発レザーグッズブランド「DELVAUX(デルヴォー)」のギャラリーがオープンしている。
1829年にベルギー・ブリュッセルで創業した同ブランド。ベルギーとフランスにある自社工房で職人が手作りするバッグを中心に、財布や名刺入れなどの小物も展開。これまでに3000以上のデザインの商品を発表してきた。1883年に「ベルギー王室御用達」として認定されて以降、現在まで更新・維持されている。2011には香港のファースト・ヘリテージ・ブランズグループの傘下となった。
今夏同施設内に国内初の直営旗艦店を出店するのに先駆け、同ブランドの伝統に触れてほしいと同ギャラリーを展開。総合プロデュースは空間デザイナーの谷川じゅんじさん(ジェイ・ティー・キュー)が担当。黒を基調にした場内の壁一面にはベルギーの自社工房の写真を掲出。谷川さんが実際にアトリエへ足を運んだ際に見たアールデコの柱を再現したオブジェを配置した。
場内には、1958年のブリュッセル万国博覧会のために作られたのが始まりのシグネチャーバッグ「ブリヨン(輝き)」や、2008年にブリヨン誕生50周年の展覧会時に、「ベルギー」「デルヴォー」「ブリュッセル」をテーマにデザインされたブリヨンの「スペシャルエディション」9点から成る「リュムール・ド・ブリヨン(気まぐれな輝き)」、サドルやハンドル、ヘルメットなどに革をあしらった原動機付き自転車「ソレックス」などを展示する。一角には「マダム・デルヴォーの部屋」として、ベルギーの漫画家とコラボした空間も設けた。
併設するポップアップショップでは、ブリヨン(ミニ39万1,000円~)やタンペート(オーストリッチ200万4,000円)など今年の春夏コレクションの商品を販売する。
開催時間は11時~20時。入場無料。6月22日まで。