表参道に5月30日、ランドセル専門店「SEIBAN OMOTESANDO(セイバン表参道)」(港区北青山3、TEL 03-3486-6363)がオープンした。経営はランドセルメーカーのセイバン(兵庫県たつの市)。
これまで量販店や百貨店を中心に販売してきた同社だが、利用客に直接商品の機能性などを説明できる場として初の直営旗艦店を出店。立地条件や交通の便から同所を選んだ。ターゲットは未就学児の子どもを持つファミリー層。
店舗面積は約50平方メートル。内装は「子ども部屋のような温かさを感じる」デザインにまとめ、床や什器は木目を基調に仕上げた。店内には、子どもが遊べる「キッズゾーン」や、現在と15年前のランドセルを背負い比べできる一角も設ける。子どもの手の届く位置にも商品を置き、実際に触れたり、荷物を入れて背負ったりできるようにした。
同社の商品をフルラインアップする同店。同社の商品は、肩のラインにフィットするよう、肩ベルトの付け根部分に羽形の樹脂パーツ(=「天使のはね」)を内蔵するなどしているほか、反射材を付けるなど安全性にも考慮。A4サイズも収容できるサイズで、はっ水性を持つ人工皮革を使うなどしている。商品は、女児向け=姫をモチーフにしたデザインで花やハートの刺しゅう、スワロフスキー・エレメントがアクセント、男児向け=剣と盾の刺しゅうや型押しで騎士をイメージしたデザインが特徴的な「モデルロイヤル」(各5万7,240円)など。
実店舗では同店のみとなる、男児向け「ワンパ」の新モデルで、かぶせや前ポケット、肩ベルトに幾何学模様をあしらい「スポーティーさを表現」した「ワンパ・アクティブ」(6万4,800円)、女児向け「ラブピ」の新モデルで、かぶせにアルファベットの刺しゅうをあしらった「ラブピ・ダンザ」(7万5,600円)も扱う。
同社お客さまコミュニケーション部の井上さゆりさんは「ランドセルは本体重量より中に入れる教材の方が重いので、背負った時に『軽い』『背負いやすい』と感じていただけることが重要」とし、「当社のランドセルの機能性の高さや、直営店ならではの『ランドセルコンシェルジュ』による説明を一人でも多くの方にお伝えできれば」と意欲を見せる。
初年度売り上げ目標はランドセル1000本。営業時間は11時~19時。水曜定休。