渋谷「シネクイント」（渋谷区宇田川町、TEL 03-3477-5905）で5月24日から、公開中の映画「FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM」の「ラウド上映」が行われる。

　同作はロックバンドONE OK ROCK（ワンオクロック、通称ワンオク）のドキュメンタリー映画。同バンドが昨年1カ月半で11カ国を回り12公演を行ったアジア・ヨーロッパツアー「Who are you?? Who are we??」に密着したもので、ライブステージや楽屋での様子、移動中の姿などを収めた。

　ラウド上映はファンからの要望を受け決めたもので、上映中、映画に合わせて歌ったり、歓声を上げたりしてもいいほか、頭を振る「ヘッドバンギング（通称ヘドバン）」も可能。ただし、スタンディングは禁止する。

　同バンドは2005年結成、2007年にメジャーデビュー。メンバーは、ボーカルTakaさん、ギターToruさん、ベースRyotaさん、ドラムTomoyaさんの4人。エモ・ロック・メタルの要素を取り入れたサウンドが特徴で、若い世代を中心に高い人気を集めている。ライブハウスや夏フェスなど積極的にライブを行い、2010年には初の日本武道館公演を開催。昨年、映画の舞台となるアジアと初のヨーロッパをツアーで回るなど、活動の幅を広げている。

　メガホンを取ったのは中野裕之監督。1958（昭和33）年広島生まれ。作品は、米ディー・ライトの「Groove is in the heart」をはじめ、布袋寅泰さん、AKB48、GRAYらのMVや、「SF・サムライ・フィクション」（1998年）、芥川龍之介の小説「藪の中」を基にした小栗旬さん主演の「TAJOMARU」（2009年）などの長編映画など。CM、自然の映像、ドキュメンタリーなど幅広く映像作品を手掛けている。

　ラウド上映は連日18時～の回のみ。鑑賞料は2,200円。今月30日まで。