渋谷・明治通りの「DIESEL SHIBUYA」（渋谷区渋谷1、TEL 03-6427-5955）内のギャラリーで現在、ブラジル人ストリートアーティストのステファン・ドイチノフさんの日本初個展「JUREMA PRETA（ジュレマ・プレッタ）」が開催されている。

シルクスクリーンやリトグラフなど幅広い表現方法の作品が並ぶ

　1977年生まれ、現在もサンパウロを拠点に活動するドイチノフさん。福音主義牧師の息子として宗教アートの「視覚的ボキャブラリー」を吸収しながら、錬金術や異教徒のシンボリズム、アフリカ系ブラジルの民俗学やバロック様式の宗教的図像を組み合わせた独自の作風を生み出した。サンパウロ美術館をはじめ、アメリカやヨーロッパ各国の美術館・ギャラリーで作品を展示。2005年～2008年にブラジル北東部・バイア州で家屋や教会・墓石など村一面をペイントするプロジェクトが話題となった。

　国内初個展となる同展。「ジュレマ・プレッタ＝黒のミモザ」の女性像をメーンに陶器の立体作品（10万6,056円）やペインティング、木版画、リトグラフ（などポスター作品3万8,556円～）、真ちゅうのシルクスクリーン（5万5,296円）、インスタレーションなど幅広い表現方法の作品24点を展示する。

　ギャラリーショップでは、作品集「CRAS」（8,316円、独ゲシュタルテン）やポストカード（162円）なども販売している。開催時間は11時30分～21時。入場無料。