渋谷のミニシアター「ユーロスペース」(渋谷区円山町、TEL 03-3461-0212)で5月3日より、ラブコメディー「シンプル・シモン」が公開されている。
アスペルガー症候群の青年・シモンを主人公に、彼の目に映る世界を「ユーモアたっぷり」に描いた同作。ある日、シモンの理解者である兄が、シモンのせいで恋人に振られてしまう。サムが落ち込んだことで自分のペースが乱されてしまったシモンは、元通りの生活を送るため失恋した兄・サムのため「完璧な恋人」探しをし始める――。
メガホンを取ったのはアンドレアス・エーマン監督。1985年スウェーデン北部・クラムフォッシュ生まれ。16歳の時に見た「マグノリア」(ポール・トーマス・アンダーソン監督、1999年)に影響を受け映画監督の道を志すようになり、同時期から脚本執筆や短編映画、ミュージックビデオ製作を手掛けている。ストックホルム大学映画学科で学び、25歳で製作した同作で長編劇映画監督デビュー。スウェーデンアカデミー賞最優秀作品賞にノミネート、2011年のアカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表に選出されるなどしている。
今月10日には、スウェーデンの音楽や文化に精通していることでも知られるミュージシャンのカジヒデキさんが主催する「BLUE BOYS CLUB」とコラボした同作公開記念イベントがアストロホール(神宮前4)で開催される。当日はカジさん(バンドセット)や4人組ロックバンド「シャムキャッツ」らが出演する。入場料は前売り3,500円(ドリンク代別)ほか。
鑑賞料は、一般=1,800円、大学・専門学校生=1,400円ほか。