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渋谷で自動からくり人形師ムットーニさん新作展-ロゴスギャラリー最後の展覧会

「動いているところを見ていただきたい」と話すムットーニこと武藤政彦さん

「動いているところを見ていただきたい」と話すムットーニこと武藤政彦さん

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 渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート1地下1階「ロゴスギャラリー」(TEL 03-3496-1287)で現在、自動からくり人形師ムットーニこと武藤政彦さんの新作展「MUTTONI PARADISE」が開催されている。

上演中の「JUNGLE PARADISE」

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 1956(昭和31)年横浜生まれの武藤さん。創形美術学校研究科修了後、1980年代半ばから油彩画と並行し立体作品を制作。現在では「ムットーニ」と呼ばれる「電動からくり・シアター」作品を多く手掛けている。数十センチ立方ほどの箱に組まれた舞台で、内蔵した音楽、照明の演出とともに人形が「一幕劇」を展開する。作品は3分~5分程度。武藤さんが自動からくり機械から人形まで手作りしている。

 2005年から3年ほどを除き19年前から毎年同ギャラリーで展覧会を開いている武藤さん。同展は、同館のリニューアルに伴い4月23日に閉店する同ギャラリー最後の企画となる。同ギャラリーで発表した作品が多いことから自身が「好きな作品」集めた同展では、新作6作を含む13作を展示する。

 作品は、20年以上に制作した作品で、上演会では武藤さん自身もトランペットを演奏する「楽士」、真夜中のアンティーク時計内で繰り広げられる骸骨の楽団によるサルサのステージ「EL SALSA DE MEDIANOCHE(エル サルサ デ メディアノーチェ)」(2010年)、4カ月かけて制作したという大型作品で、ジャングルで繰り広げられる華やかなステージ「JUNGLE PARADISE」(2013年)など。

 4月19日・20日には武藤さんが来場し、解説付き上演会を開く。開演は、19日=15時・17時・19時、20日=13時・15時・17時。各回30分程度。定員35人。参加無料。

 武藤さん自身「なるべく毎日来るようにしている」という同展。「動いているところを見ていただかないとどうしようもない」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~21時(最終日は17時まで)。入場無料。今月23日まで。同所には5月16日、現在パート3地下1階で営業する「ギャラリーX」が移転オープンする。

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