代官山・八幡通り沿いの商業施設「代官山Loveria（ラヴェリア）」（渋谷区代官山町）が3月30日で営業を終了する。

　東急不動産（道玄坂1）が手掛ける同施設は、1997年11月に開業した「代官山プラース」を、2008年9月にリニューアルしたもの。敷地面積は3804.87平方メートル、鉄骨造り2階建ての延べ床面積は1980.55 平方メートル。「コの字」型の建物で、中央の中庭にはテーブルや椅子を配置したスペースを設けている。

　テナントは1階・2階合わせて7区画。セレクトショップ「ラブレス」は昨年秋の契約満了を機に移転したほか、ユーズドセレクトショップ「ジャンブルストア」、ベビー用品店「コンビミニ」は既に閉店している。

　ファッションブランド「ネ・ネット」、セレクトショップ「WR」、トマトレストラン「セレブ・デ・トマト」、伊発フードマーケット「イータリー」の国内1号店としてオープンした代官山店の1階マーケットエリアは30日に閉店を控える（1階飲食エリア、2階イタリアンレストラン「オステリアイータリー」は閉店済み）。イータリーは、同エリアでの再出店は予定していないという。

　営業終了の理由は明らかにしておらず、建物の今後の運用方針は現在検討中だという。