5月13日午後、「ギャル社長」藤田志穂さんが100人のギャル集団を引き連れ、「109」系のファッションでエコを訴える「エコ・ファッションパレード」を行った。ファッションに合わせカラフルな「マイはし」をコーディネートした藤田さんは「個人個人が小さなことから始めてみてほしい」と呼びかけた。
パレードは、藤田さんの思いからスタートしたエコ発信プロジェクト「エメラルド・ドライブ」の第1弾企画として開催。自身が社長を務める「シホ有限会社G-Revo」(渋谷区道玄坂1)が運営するギャル・リサーチサイトで事前に「エコ」に関する調査を実施した。
調査の結果、若者に対し「身近なものでエコを訴求したい」との考えからファッションショーを企画。藤田さんほか約10人の人気雑誌モデルが「セシルマクビー」「リズリサ」などの109系ファッションに身を包み、パレードを先導。軽快なクラブミュージックが流れる中、緑色のTシャツを着たギャル集団100人もパレードに参加した。
ギャル集団は、スタート地点の宮下公園から公園通り、ハチ公前スクランブル交差点などを抜けて全長約2キロの道のりを闊歩(かっぽ)。大音量の音楽とカラフルなファッションに道行く人々も足を止め、撮影のため携帯電話をかざす光景も見られた。全長2キロのファッションショーは世界最長で、今後ギネス世界記録への申請も行うという。
藤田さんはこれまでにも、渋谷の街で約2年間にわたりボランティア清掃活動を続けてきた。ギャルの「聖地」でもある渋谷を「きれいにしたい」という思いがあったという。自身が個人的に知った「マイはし」との出会いもエコへの思いを強めさせた。「マイ箸推進プロジェクト」として30色のカラフルなはしを展開する「MY HASHI」のはし(1本=262円)を普段から愛用しているという。当日パレードに参加したモデル、ギャル集団も全員でこの「MY HASHI」を手にしていた。
パレード終了後、会見場に戻った藤田さんは「(渋谷の大通りを歩く)こんな経験はめったにできないので楽しかった」とショーを楽しんだ様子。「コンビニなどではしをもらわないだけで、山一つ分の木も助けられると思う。若者が集まる渋谷の街から今後もエコを発信していきたい」と展望を語った。