開催まで2週間に迫った「第2回 大・大阪博覧会 in SHIBUYA」の記者会見が9月7日、渋谷エクセルホテル東急(渋谷区道玄坂1)で行われ、名誉総合プロデューサーを務める落語家の桂三枝さんらが意気込みを語った。
大・大阪博は昨年、東急百貨店本店、東横店の2店舗をメーン会場に延べ約57万人を集客し人気を集めた好評企画。今年は本店で「商都・笑都 大阪展」と題した企画展を開催、会場では大阪商人の神様「えべっさん」が祀られる今宮戎神社の祭礼「十日戎」を再現し、毎年コンテストで選ばれる巫女「福娘」の体験イベントも行う。有名店の味を集めた「なにわうまいもん市」(会場=東横店)は会期を全13日間に延長(昨年は1週間)し、新規8店を含む約50店舗が出店。
会見場には、昨年大阪・通天閣から「出張」してきた幸福の神「ビリケンさん」に替わり、新たに持ち出される「平成のビリケンさん」も登場。同博実行委員会会長で東急百貨店の萩原正統販売促進部長らがイベントの詳細を説明した。この日、羽織袴姿で登場した三枝さんは、「最近の大阪は元気がない。大・大阪博で大阪のいいところを見せたい」をコメント。途中、高校野球で人気の早稲田実業・斉藤投手が使った大阪メーカー製のハンカチを手に「このハンカチは汗の吸い取り方が違う」と笑いを誘ったほか、昨年選ばれた「福娘」とともに成功祈願の手締めを披露した。(写真)
三枝さんは9月30日、10月1日に恵比寿ザ・ガーデンホール(恵比寿4)で行われる落語イベント「大・上方落語祭 渋谷繁昌亭」にも参加し、桂春団治さんや笑福亭鶴瓶さんらとともに舞台に上がる。