代官山に2015年春、キリンビール(中野区)のクラフトビールブルワリー併設ダイニング「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO(スプリングバレーブルワリー東京)」(渋谷区代官山町)がオープンする。
同社が今秋から展開する中長期的な取り組みの一環で立ち上げる、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」の製造拠点の一つ。運営は同年1月に設立する100%子会社が行う予定。情報発信拠点であり、作り手と飲み手のコミュニティー創造の場を目指す。
場所は、かつて渋谷と代官山を結んでいた東急東横線の線路跡地に開業予定の商業施設「LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)」内で、最も代官山駅に近い1号棟。店舗面積は約270坪。席数は1階96席、2階74席、テラス30席合わせて200席。レストラン内からブルワリーがのぞけるガラス窓など、双方の融合を図りつつ「シンプルで開放的な、自然を感じさせる」デザインに仕上げる。建築・内装デザインは、建築家・大堀伸さん(ジェネラルデザイン)が担当。
ブルワリーには、麦芽を煮込んで煮汁を作る工程が中まで見える透明ガラスの仕込み設備など、工夫を凝らした製造設備を投入。ブルワリーツアーやテイスティングセミナーなども実施を予定する。ダイニングでは、同所で作るクラフトビールをはじめ、ビールとの「ペアリングにこだわった料理」を提供するという。