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ロボットの新作短編アニメ「ゴールデンタイム」、恵比寿・写美で公開

捨てられたテレビの運命を描いた悲喜劇「ゴールデンタイム」より©ROBOT

捨てられたテレビの運命を描いた悲喜劇「ゴールデンタイム」より©ROBOT

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 東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)で現在、短編アニメを上映する企画「手仕事のアニメーション」が開催されている。

白組製作のコマ撮りアニメ「タップ君」より

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 2009年にアカデミー賞で日本初となる短編アニメーション賞を受賞作「つみきのいえ」(加藤久仁生監督)、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどを手掛ける映像制作プロダクション「ロボット」(渋谷区恵比寿南3)と、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズのVFX(ビジュアル・エフェクツ)制作やTVドラマ「もやしもん」のCGアニメーション制作などを手掛ける映像制作プロダクション「白組」(神宮前5)の新作アニメを劇場初公開する同企画。

 ロボットが手掛けた「ゴールデンタイム」は、1980年代の日本を舞台に、廃品置き場に捨てられた60年代製の家具調テレビがたどった運命を描いた悲喜劇。監督、脚本、キャラクターデザイン、アニメーションなど全て同社所属のアニメーション作家・稲葉卓也さんが担当。昨年の文化庁メディア芸術祭・アニメーション部門で優秀賞を受賞するなどしている。

 白組が製作した「タップ君」はコマ撮りのアニメーションで、随所にマットペインティング、3DCGエフェクトなど「最新の」デジタル技術を駆使した作品。アンマサコ監督自らが人形や小道具など美術の大半を1人で制作した。同作は、第二次世界大戦前後のヨーロッパのとある街にある靴職人の店に持ち込まれた、壊れたタップシューズの物語。

 同時に「つみきのいえ」も上映。水没した土地で水かさが増す度に家を高く積み上げながら暮らす一人の老人を通して人生を象徴的に描いている。

 鑑賞料は、一般=1,200円、学生・60歳以上=1,000円、中学生以下600円ほか。1月26日まで。

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