南青山のジャズクラブ「BLUE NOTE TOKYO(ブルーノート東京)」(港区南青山6、TEL 03-5485-0088)地下1階に11月、バー「Bar BACKYARD」がオープンした。経営はブルーノート・ジャパンInc.(同)。
同店のみの利用もできるが、同クラブでの公演前後にも利用できる場として開いた。店名は「裏庭」「行きつけの場所」という意味を込め命名したという。
店舗面積は49平方メートル。席数はカウンター席やテーブル席などで32席ほど。壁面などに古材を使い「以前からあったような空間」に仕上げる。奥のラウンジスペース壁面には、過去に同クラブで公演したアーティスト約300人の顔を焼き付けたタイルをディスプレー。スピーカーメーカー田口製作所(横浜市泉区)に依頼したオリジナルスピーカーを天井からつるすことで「会話を邪魔しない」ようにするなど、音響へのこだわりも見せる。インテリアデザインはクリエーティブディレクターの小坂竜さんが、グラフィックデザインは佐藤卓さんが、それぞれ担当した。
メニューは、ミックスナッツ(500円)や「自家製くるみのキャラメルとアーモンドのロースト」(700円)、ハヤシライス(1,800円)などのフード、シャンパン「ブリュット ルゼルブ」(グラス1,500円、ボトル6,000円)、カクテル(1,050円~)、ビール「ハイネケン」(800円)などのドリンクを用意。客単価は2,000円弱。
米ニューヨークに本店を持つブルーノート東京は1988(昭和63)年11月にオープン。年間約120公演の9割が海外のアーティスト。中心客層は30代半ば~50代。男女比は6対4程度。今年はオープン25周年で、5月にホールのレイアウトを変更したほか、オリジナルシャンデリアを取り付けるなどしてリニューアルを図った。席数は約300席。
営業時間は16時~23時30分(土曜・日曜・祝日は15時~22時30分、いずれもラストオーダー、公演により異なる可能性も有り)。