渋谷パルコ（渋谷区宇田川町）パート1・地下1階の「ロゴスギャラリー」（TEL 03-3496-1287）で12月4日、キャラクターブランド「tokidoki（トキドキ）」の国内初の展覧会が始まった。

デザインワークや過去のコラボ商品などを展示する場内

　イタリアでフリーのアーティストとして広告デザインを手掛けていたシモン・レグノさんが、イラストなど発表する日記として2002年ごろから展開していたウェブポートフォリオが起源となる同ブランド。2004年に、LAのコスメブランド「hard candy cosmetics」の創業者Pooneh MohajerさんとIvan Arnoldさんと共に同ブランドをロサンゼルスで立ち上げた。レグノさん自身「日本が大好き」で、ブランド名は「時々」から命名している。

　「かわいらしいもの・面白いもの・セクシーなもの」をコンセプトに自社でフィギュアなどを製作するほか、リーバイスやオニツカタイガー、ハローキティー、ベアブリック、プ―リップ、ブラック・アイド・ピーズなど、さまざまなブランド・人・キャラクターなどとコラボレーションしている。

　会場には、サボテンのスーツを見にまとったキャラクターで、「子ども・水・自然などを守る」というメッセージを込めている「カクタスフレンズ」などキャラクターのデザンワーク7点、ブランドとして初のコラボとなったバッグブランド「レスポートサック」や2009年から現在進行形で行っている独ファッションデザイナー、カール・ラガーフェルドさんなどのコラボレーションアイテム、原画2点などを展示。

　ミニマスコット（892円）やぬいぐるみ（3,150円）などのオリジナル商品、米バッグブランド「Ju Ju Be」のバッグ（9,450円～2万3,688円）、ニューエラのキャップ（4,725円）などのコラボ商品も販売する。

　今回で31回目の来日となったレグノさん。「アンダーカバー」などのブランド、アニメ、映画など日本のサブカルチャーに影響を受けており、中でも渋谷は「重要な街」で、来日時には必ず立ち寄るという。「若者のパワーや人の多さ、エネルギッシュさなど全てからインスパイアを受ける」とも。

　過去に来日した際、同店にも足を運んでおり、「ここでイベントを開きたいと思っていたので念願かなった」と笑顔を見せ、「まずは知っていただければ。忙しくてあまりできていないが、ハンドペインティングの原画も見ていただきたい」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は10時～21時（最終日は17時まで）。入場無料。今月12日まで。