表参道・日本看護協会ビル（渋谷区神宮前5）前で11月28日、ケヤキ並木のイルミネーション「コカ・コーラ 表参道イルミネーション2013～ハッピーをあげよう。～」の点灯式が行われた。主催は商店街振興組合原宿表参道欅会。

ケヤキ100本に約50万球のLEDを装飾

　同所では1991年から恒例で行われていた大掛かりなイルミネーションが、見物客に対する周辺住民の不満などから1998年に中止。2009年、11年ぶりに復活するも、昨年はスポンサーが見つからなかったためケヤキには装飾することができず、低木のみのイルミネーションとなった。今年はコカ・コーラ（渋谷4）が協賛し、実施に至った。

　イルミネーションは神宮前交差点から神宮前第二歩道橋までのケヤキ100本に電球色のLED約50万球を装飾。神宮前交差点から青山通りまでの低木にも例年通りイルミネーションが輝く。その中に一つだけ赤色LEDがあるという。

　2011年から行っている被災地復興支援活動「ひかりの輪プロジェクト」は今年も継続。12月上旬から宮城県気仙沼市湾岸で開催される「ONE-LINE　気仙沼湾クリスマスイルミネーション2013」にLED約8万球を提供する。

　点灯式には商店街振興組合原宿表参道欅会理事長の松井誠一さんや桑原敏武渋谷区長、コカ・コーラのウィンターキャンペーンマスコット「ポーラーベア」らが参加。10秒前からのカウントダウン後、スイッチを押すと、通りのイルミネーションが一斉に輝いた。集まった人たちからは「わぁー」と感嘆の声が上がり、イルミネーションを写真撮影する人などの姿が多く見られた。

　点灯したイルミネーションを見て「ほっとした、うれしい」と笑顔を見せた松井さん。「派手ではないが自然の枝ぶりをそのまま表現しているので、個性が出て愛着が沸く。ゆっくり歩きながら一本一本見て楽しんでいただきたい」と来街を呼び掛ける。

　点灯時間は日没～21時（12月21日～25日は22時まで）。来年1月5日まで。