東京都は12月20日、渋谷駅-六本木駅間で都営バスの終夜運行を始める。
都心部の深夜時間帯の交通費利便性、「国際都市」東京の魅力や「都市力」の向上を図るため試験的に行うもの。4月にニューヨークを訪れていた猪瀬直樹東京都知事が表明、6月に概要を発表していた。
平日の深夜(23時、24時台)に運行している深夜01系統・渋谷駅-新橋駅北口の続行便の位置付けで、金曜深夜(土曜)に運行する。ルートは、渋谷駅、渋谷三丁目(六本木駅発のみ停車)、青山学院中等部、南青山七丁目、西麻布、EXシアター六本木(六本木六丁目から改称)、六本木駅。ダイヤは、渋谷駅発=1時10分、2時20分、3時30分、4時40分。六本木駅発=1時40分、2時50分、4時、5時10分。
都営バスは現在渋谷駅東口のバスターミナルに発着しているが、深夜には同所を封鎖して渋谷駅周辺地区の再開発工事を行っているため、終夜バスの乗り場は渋谷駅西口18番乗り場となる。渋谷駅発-新橋駅北口行きの深夜バスはこれまで通り駅東口51番乗り場から発車。
運賃は現行の深夜バスと同じ400円(小児は200円)。運行は1年ほどの予定で、以降は開始後の状況で判断するという。
同日から、深夜01系統と都01系統(渋谷-六本木-新橋)車内でエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(千代田区)による無料Wi-Fiの提供も始める。
対応端末は、Android・iPhone・iPad・PSP・Windows(7・8・XP・Vista)、Mac(OS X)など。SSIDは「Toei_Bus_Free_Wi-Fi」。利用は1回3時間までで、1日何回でも利用可能。利用可能言語は日本語・英語・中国語・韓国語。「docomo Wi-Fi」も利用可能。
本年度内に都営バス全1452車両に導入予定。