渋谷・キャットストリートに11月15日、雑貨店「Rainbow SPECTRUM（レインボースペクトラム）」の旗艦店「Rainbow SPECTRUM渋谷」（渋谷区神宮前5、TEL 03-6450-5825）がオープンした。経営はスペクトラム（同）。

100円未満～2,000円以内の商品が並ぶ店内

　大手アパレルメーカーに30年勤めていた岸本学さんが今年9月に立ち上げた同社。「幸せのお裾分け」をコンセプトに、店名は、「幸せな気持ち」「楽しさ」を「虹」に置き換え、それらが「集まる・収束する場所」という思いを込め命名。「新しいものを面白いと思ってもらえる街」であることから、渋谷へ1号店の出店を決めた。

　店舗面積は1階と2階の2フロア計約60坪。ビル外観には虹を描き、エントランスには虹をデザインしたネオンのアーチを置く。店内はカラフルな商品が映えるよう、白の壁面に白の什器を配した空間。入り口から出口までは一方通行で、床に書かれた矢印に従い進むようになっている。内装デザインは、クリエーティブ集団alpha（神宮前5）の南貴之さんが担当した。

　商品はガジェットツール・キッチン用品・玩具・コスメ・フィットネスアイテム・トラベルグッズなど幅広くそろえる。セレクトが中心で、アメリカやヨーロッパ、アジアなど12カ国50以上のメーカーの商品を扱う。オープン時は色違いなど含め約700アイテムをそろえ、今後は1000アイテムほどまで増やす予定。価格は、オリジナルのバナジウム水（74円）など100円未満から、壁掛け時計（1,995円）など2,000円まで。メーカーと直接取引をすることで低価格を実現している。2カ月で3割ほどの商品を入れ替えていく予定。

　同じ渋谷区内にはデンマーク発ライフスタイル雑貨ストア「Flying Tiger Copenhagen」、大阪発雑貨ストア「ASOKO」が出店し、雑貨商戦に注目が集まっている。岸本さんは「一緒に活性化できれば」とし、「商品のクオリティーと価格のギャップはまねができない点なのでは」と自信を見せる。

　「ワクワク、楽しい商品をそろえ、お客さんが笑顔で帰っていただける店にしていきたい。生活の中で必ず居場所がある商品ばかりなので、手に取って確かめてからご購入いただければ」と呼び掛ける。初年度売り上げ目標は3億円。3年間で100店舗の出店を目指す。

　営業時間は11時～20時。