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「明和電機」発ファッションブランド「ミーウィーディンキー」-原宿でお披露目

明和電機の「製品」と共に洋服をディスプレーする店頭

明和電機の「製品」と共に洋服をディスプレーする店頭

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 ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)1階のセレクトショップ「WALL」内に現在、アートユニット明和電機が立ち上げたファッションブランド「Meewee Dinkee(ミーウィーディンキー)」のポップアップショップがオープンしている。

電子楽器玩具「オタマトーン」をモチーフにデザインした商品

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 明和電機は1993年に結成されたアートユニット。青い作業服を制服として着用し、作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、「日本の高度経済成長期の中小企業のスタイル」で活動。「製品」は、電子楽器玩具「オタマトーン」、腹話術人形「SAVAO(サバオ)」などがある。

 同ユニットは音楽や玩具を通じ「アートの大衆化」を目指してきたが、それをファッションで挑戦したのが同ブランド。「女性とは何か」を花で表現した「EDELWEISS」シリーズが「女性はなぜ装うのか」をテーマにしていることから、同ユニットの「社長」土佐信道さん自身「芸術のモチーフとしてファッションに興味があった」という。

 同ブランド立ち上げにあたり、土佐さんと10年来の友人である映画監督でブロガーのTORICOさんをトータルディレクター&デザイナーに迎え、グラフィックワークには、TORICOさんの紹介を受けたイラスト・グラフィックなどを手掛けるアーティストAruta Soupさんを起用。「アートからファッションへ」をコンセプトにした商品を展開する。

 商品はメンズ・レディスともに用意。エンジンで駆動するナイフが並んだ顎をかたどった「プードルズヘッド」をモチーフにしたデザインのTシャツ(ユニセックス、1万4,175円)や、オタマトーンをモチーフにしたTシャツ(1万2,600円)、ワンピース(以上レディス、4万4,100円)、同ユニットの制服と同じデザインのつなぎ(ユニセックス、2万8,350円)ほか。

 今回、「明和電機を知らない若い方や、アートに触れていないファッション系の方にも明和電機を知ってもらいたい思いから原宿(での披露)を選んだ」と話す土佐さん。同ユニットのデビューが、1993年に同館で開かれた展示会「アート・アーティスト・オーディション」だったこともあり、同館内で新ブランドをお披露目できることは「感慨深い」とも。

 「今回強く感じたことは『アートはナンセンス、ファッションはセンス』。明和電機の特徴は、『アート』と『テクノロジー』だと思うので、それを、チームでファッションの『センス』まで落とし込めれば」と意欲を見せる。今後については、セレクトショップやインターネットでの販売を考えており、同ユニットが海外で活動することも多いことから国外での展開も視野に入れる。

 営業時間は11時~20時。ポップアップショップは11月17日まで。

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