紛失した赤いほっぺを探している「くまモン」が11月1日朝、渋谷で情報提供を呼び掛けた。

カフェ利用客にチラシを配り情報提供を呼び掛けた

　熊本県の「営業部長」として活動するゆるキャラ「くまモン」。真っ黒な体で赤い円形のほっぺがトレードマークにもなっているが、10月29日、ほっぺをなくしたことが判明。蒲島郁夫熊本県知事は「大事件が発生」と発言し、県を挙げて捜索する騒ぎに。ほっぺは「大き目のトマト程度」の大きさだという。

　くまモンが公式ツイッターで「（生みの親である）小山薫堂さんに、今のボクはただの“くまさん”って言われちゃったモン…。ショッくまー。（原文ママ）」とつぶやくと、「早く見つかるといいね」「娘の描いたほっぺ付けといて」などのコメントが寄せられている。

　30日に熊本のアンテナショップ「銀座熊本館」（中央区）を訪れたくまモンはチラシを配布し情報提供を呼び掛けたほか、東京ドームシティ（文京区）では観覧車「ビッグ・オー」に乗り、高所から探すなどした。渋谷では同日からQ’S EYE（QFRONT）などの大型ビジョンで「探しています」という内容の映像を上映している（1日まで）。

　この日、渋谷スクランブル交差点付近にくまモンが表れると、通行者からも「ほっぺが無い」と指摘する声も聞かれた。くまモンはスクランブル交差点角にある「ロクシタンカフェ渋谷店　テラス・ド・プロヴァンス」（渋谷区道玄坂3）から、情報提供を呼び掛ける大型ビジョンの映像を見守った後、同店利用客にチラシを配った。ほっぺが無く恥ずかしいのか、両手で頬の辺りを隠すしぐさが度々見られた。

　くまモンは「みんな心配してくれてありがとう。早く見つかってほしいモン」と協力を呼び掛けている。