渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)9階ホールなどで現在開催中の「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO(メルセデス ベンツ・ファッション・ウィーク東京)2014S/S」で10月17日、ファッションブランド「CHRISTIAN DADA」のショーが行われ、特別ゲストとして米ハードロックバンドKISSが登場した。
デザイナーの森川マサノリさんが2010年に立ち上げた同ブランド。「着る」ということだけにとらわれず、服を一つのツールとして個人のアイデンティティーを表現した服作りを行っている。9月28日、初の直営店を裏原エリアに出店した。
同ブランドの2014年春夏コレクションのテーマは「DEFECTIVE(不完全な美)」。暴走族をイメージ源に、スカルや羽などのモチーフは全て刺しゅうであしらったコレクションを披露。フィナーレには、7年ぶりの来日となる米ハードロックバンドKISSが特別ゲストとして登場。メンバーは森川さんが同バンドのために制作した、ゴールドの全面箔(はく)プリントのスーツ地の特攻服を着用。背中にKISSを漢字で表した「鬼諏」やライブのキャッチコピーなどを刺しゅうで施した。
ショー終了後「楽しかった」と笑顔を見せた森川さん。「KISS自体もデビュー以降(コスチューム以外でブランドの服を着るのは)初めてのことだし、こういうかたちでできたのはラッキーとしか思えない。こういう経験はないと思うので、ただうれしい」と話した。