新しい働き方を考えるイベント「TOKYO WORK DESIGN WEEK 2013(略称=TWDW2013)」が「勤労感謝の日」にちなみ11月20日~26日の7日間、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階の「COURT」をメーン会場に広域渋谷圏で初めて開催される。
厳しさが増す就活や先行きの見えない社会を背景に「新しい働き方」や「未来の働き方」を模索する機会が増えている。広域渋谷圏では、ここ数年でノマドワーカーやコワーキングスペース、クラウドソーシングを提供する事業者が増加するなど、多様なワークスタイルを実践する若者たちの存在感が増している。同イベントでは、20~30代を中心に新しいワークスタイルの在り方を模索し、アイデアやヒントを交換できる対話の場づくりを目指す。
同イベントに先立ち、4月に開催されたキックオフ・イベントでは平日にもかかわらず、予想を上回る200人以上を動員した。同イベントをプロデュースする横石崇さんは「キックオフに参加した方の中には『会社を辞めてNPOに転職した』という声もあり、TWDWが働き方を変えるきっかけになったのはうれしい」と手応えを口にする。
1回目となる今回のテーマは「ARE YOU READY FOR THE FUTURE OF WORK?」。「未来に向けた働き方」を参加者と共に考えるさまざまなプログラムを用意する。メーン企画として平日19時以降と23日13時~19時30分に多彩なゲストスピーカーを迎えてトークセッションを展開。主な登壇者は京都大学客員准教授・瀧本哲史さんをはじめ、AR三兄弟・川田十夢さん、ウォンテッド・仲暁子さん、グリーンズ編集長・兼松佳宏さんなど、総勢30組以上。
平日11時~17時は、サブ企画としてフリーWi-Fiや電源を提供する仕事空間「出張しごと部屋」がオープンするほか、仕事にまつわる書籍や雑誌が読める「しごと図書館」、仕事旅行社とのコラボによる大人版キッザニア「しごと体験プログラムの無料案内所」など、仕事に関連する企画展示やワークショップを展開する。
併せて、「リトルトーキョー」(港区)、Beez渋谷(渋谷区)など、都内各所のコワーキングスペース、シェアオフィスなどをサテライト会場としたイベントも同時開催。7日間の動員数は20~30代を中心に1000人以上を見込む。
横石さんは「例年『勤労感謝の日』前後は体を休ませる日にしている人が多いと思うが、今年は皆さんと一緒に新しい働き方や未来の働き方を考えたり、話し合ったりするきっかけにしましょう」と来場を呼び掛ける。現在、ホームページでチケットを販売中。