中目黒に8月、フレンチバル「J'ai faim(ジェ・ファン)中目黒店」(目黒区上目黒1、TEL 03-6455-1459)がオープンした。
経営は、食のブランディングやマーケティングなどを手掛けるマーケティングセバスチャンから店舗プロデュース部門が分社独立したイートブランディングセバスチャン(目黒2) 。同社直営1号店で、今後店舗プロデュースを強化・拡大していく予定。店名はフランス語で「おなかがすいた」という意味。
イートブランディングセバスチャンの朝葉吉洋(よしひろ)社長が同エリアでの店舗プロデュース経験があり、立地や客層に詳しかったことなどから同エリアに出店。目黒に本社を構えるマーケティングセバスチャンとの連携も視野に、リサーチやキッチンスタジオなどでの使用も想定する。
店舗面積は64.01平方メートル。席数は約40席。ガラス張りのファサードやオープンキッチンで開放感を演出。店頭には立ち飲みスペースを設け、1階はカウンター席で構成。2階はテーブル席で、モダンカジュアルなインテリアを配置。3階はソファ席を中心に用意する。
ターゲットは30~40代の女性。料理はヨーロッパ各国などで修業し、レストランや結婚式場のコック、調味料メーカーのメニュー開発などを経験したシェフが作る。メニューは、カモをハンバーグに、フォアグラのソテーとサツマイモのマッシュポテトを添えた「カモのハンバーグ フォアグラ添えロッシーニソース」(1,380円)、トマトやタマネギなど季節の野菜をダッチオーブンで煮込み、温泉卵をのせた「ダッチオーブン仕立てのラタトゥイユ温泉玉子のせ」(700円)、殻つきのままローストしたオマールエビの半身をサワークリームとレモンで食べる「活オマールエビのロティ サワークリーム添え」(1,380円)など。客単価は4,000円前後。
オープン後は30~40代を中心に来店があり、男女比は3対7程度。朝葉社長は「以前はフランス料理というと高いイメージがあったが、近年の格安フレンチバルの流行により日本でもだいぶハードルが下がってきたように思う。格安バルでは物足りなくなってきた方が『おなかがすいた、何か食べさせて』と気軽に食べに来ていただけるような店づくりを目指す」と意欲を見せる。
営業時間は18時~翌3時(日曜は24時まで)。月曜定休。