ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)地下1.5階に8月23日、「ロリータに変身できる」サロン「Maison de Julietta(メゾン ド ジュリエッタ)」(TEL 03-6434-5464)がオープンする。経営はファイブアイ(豊島区)。
原宿を中心に日本独特の文化として海外からも注目を集めるロリータファションを「手軽に楽しめる」サロンとして今年3月、原宿の美容室「dea」(神宮前6)に2週間限定でオープンした同店。問い合わせの多さや予約状況などから3回延長、今月16日まで営業していた。総来店客は、600人以上で、20代後半~30代前半の女性を中心に11歳~50代と幅広かったという。外国人からの問い合わせも多く、中国・台湾・カナダといった人も来店したという。
来店客などから「常設化してほしい」という声があった中、同館をはじめ数社からテナント出店の依頼が来ていたという。同社は「原宿という街にこだわりたい」と考えていたこともあり、同館への出店を決めた。
店舗面積は約8.5坪。店舗はピンクや白を基調に仕上げ、雑貨などを販売するスペースと、メークスペース、スタジオで構成。通称「女優ライト」と呼ばれる明るいライトを取り付けたメーク台は2台設置。スタジオは「不思議の国のアリス」をイメージした3つの壁紙を用意した。壁紙は四半期ほどで変えていく予定。撮影小物として、ぬいぐるみやバッグ、日傘、椅子などもそろえる。
着替え・ヘアメーク・写真撮影を行う基本メニュー(9,980円、1時間)に、オプションでウィッグ(1,050円)、つけまつげ(315円)などを用意。ヘアメーク中には紅茶を提供するほか、利用客にはアイシングクッキーを進呈する。公式ホームページ上や店舗への電話などで予約を受け付けているが、スタイリストとカメラマンが常駐しているので、来店時に空いていれば予約なしでも体験することができる。
衣装は、ロリータ服ブランド「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT(ベイビー・ザ・スターズ・シャイン・ブライト)」、「Angelic Pretty(アンジェリックプリティ)」、「Metamorphose temps de fille(メタモルフォーゼ)」の3ブランドで40~50着を用意。ワンピースやブラウス、靴下、靴、ヘアアクセサリーなどをトータルコーディネートする。
同店では雑貨・小物の販売を拡充。「身に付けられる菓子」をコンセプトにしたアクセサリーブランド「Pastel Parade」や、作家eillieさんのアクセサリーや雑貨、天然石・パワーストーンの「10st」、ロリータモデル青木美沙子さんがプロデュースする「Lolitina」のボディミストなど、スイーツデコアクセを中心に扱う。
同社山田啓太社長は「より多くの方が、ロリータ文化をいつでも楽しめるようにしていきたい。ロリータファッションが、特別な洋服ではなくよりスタンダードなファッションとして、『原宿=ロリータ』というイメージがさらに根付けば」と話す。
営業時間は11時~20時。同店には月に1度、青木さんが来店しイベントなどを開く予定。