南青山エリアに8月1日、高級フランス料理店「RESTAURANT IRIE LE JOYEUX(レストラン イリエ ル ジョワイユー)」(港区南青山5、TEL 03-6418-7779)がオープンする。経営はウエディングプロデュース、レストラン経営を手掛けるノバレーゼ(中央区)。
料理長の入江誠さんが内装デザインから調度品の選定までトータルプロデュースする同店。入江さんは服部栄養専門学校卒業後、「クイーン・アリス」を展開する石鍋裕シェフに師事。1999年に渡仏し、帰国するまでの3年間に7軒のレストランで修業した。2005年には「ピエール・ガニェール・ア・東京」(2009年閉店)の料理長に抜てきされ、2007年に同店はミシュランガイドで2つ星を獲得。同社には2010年に入社し、レストラン2店の料理長を歴任しながらゼネラルマネジャーとしてレストラン全体を統括。3年間かけて、同店の開業場所や料理、デザインコンセプトを構想してきたという。ターゲットは30~50代の女性を中心に、カップルでの来店、接待利用などを想定。
店名はピエール・ガニェールさんが命名。「ジョワイユー」はフランス語で「幸福」を意味する。店舗面積は150.48平方メートル。席数は、6人用の個室(利用料はランチ=5,250円、ディナー=1万500円)1室を含め38席を用意。料理が映えるよう、店内は白を基調に仕上げ、絵画など装飾品を「極力排した」。入江さんの出身地でもある北海道の自然を意識し、エントランスには空輸したシラカバの木をディスプレー。壁面の一部には、風をイメージした模様を付けた。
ランチ・ディナー共にコースのみの提供。料理は国産を中心とした食材を使い、「なるべくストレスを与えない」ように調理するという。ランチには、5品のコース(4,200円)と8品のコース(7,875円)の2種を、ディナーには、6品のコース(1万2,600円)と9品のコース(1万5,750円)の2種を、それぞれ用意。ドリンクは、ワイン(赤・白、1,500円~)やシャンパン(1,800円~)、ソフトドリンク(800円~)などを用意。想定客単価は、ランチ=8,000円、ディナー=1万9,000円。別途サービス料10%がかかる。
同エリアへの出店に関し「パワースポットであり、大好きな街。ピエール・ガニェール・ア・東京があった地で、また夢をかなえたいと思った」と振り返る入江さん。「自然と笑顔になれる店舗にしていきたい。少しでも幸せな気持ちになっていただけたらそれ以上うれしいことはない」と話す。
営業時間は、ランチ=11時30分~13時30分、ディナー=18時~21時(以上ラストオーダー)。日曜はディナーが定休。