見る・遊ぶ

渋谷パルコで「ピカソ愛と芸術の版画展」-没後40年記念で

「女の肖像」コーナーには多角的に見た一つの顔を描いた「女の顔」(1962年、左)などが並ぶ

「女の肖像」コーナーには多角的に見た一つの顔を描いた「女の顔」(1962年、左)などが並ぶ

  • 0

  •  

 渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)3階の「パルコミュージアム」(TEL 03-3477-5873)で7月19日、同店開店40周年とパブロ・ピカソ没後40年を記念した「ピカソ愛と芸術の版画展」が始まる。

「闘牛と古代神話」のコーナー

[広告]

 1881年スペイン南部のマラガ生まれのピカソ。1904年から創作の場をパリに移した。1973年、91歳で亡くなった。青を基調とした作品を多く手掛けた「青の時代」、対象を多角的に見たり分解したりしたものを再構築して一枚の作品として描く「キュビスム」、母子像を多く手掛けた「新古典主義の時代」など、作風を次々と変えたことでも知られる。

 ピカソが生涯で約2000点を制作した版画を紹介する同展。場内には「愛」をテーマにした作品約60点を展示。「画家とモデル」「闘牛と古代神話」「女の肖像」など5つのカテゴリーに分け紹介する。作品は、多角的に見た一つの顔を描いた「女の顔」(1962年)、エドゥアール・マネの「草上の昼食」を基にしたシリーズの「草上の昼食」(1961年)、1953年以降「最も多く描いた女性」で2番目の妻ジャクリーヌ・ロックを描いた「読書するジャクリーヌ」(1958年)など。展示作品は、ピカソの版画作品267点を所蔵する新井記念美術館(北海道岩内町)が所蔵する作品。

 同展では、スマホアプリ「ART GnG」(ダウンロード無料)を利用した音声ガイドを用意。西洋美術に造詣の深い編集者で評論家の山田五郎さんの「スタンダード」バージョンと、お笑いタレント友近さんの「シークレット」バージョンの2種から選ぶことができる。1種200円。

 入り口近くにはピカソの写真とともに「名言」を掲出。展覧会最後に「ピカソのことば」として、くじ引き形式で「名言」が記された紙を持ち帰ることができる。

 開催時間は10時~21時(入場は閉館の30分前まで)。入場料は、一般=500円、学生=400円、小学生以下無料。8月19日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース