渋谷駅前スクランブル交差点の商業ビル「QFRONT」(渋谷区宇田川町)壁面を使った大型ビジョン「Q’S EYE(キューズアイ)」のリニューアルが終わり、7月25日11時より上映を再開する。
屋外大型ビジョンの集積地である渋谷は、複数のビジョンを連動したプロモーションなども行われている。東急電鉄が運営管理統括する同ビジョンでは1999年12月のビル開業と同時に、コマーシャル映像などの上映が始まった。2005年には老朽化に伴いビジョンを交換。今年1月末から、「最新の」画面アスペクト比率や画質レベルなどに対応するため上映を中止し改修を進めていた。
建物前面のガラスの内側に位置する同ビジョン。これまで、メーンビジョン(横13メートル×縦7.7メートル、99.5平方メートル)のみだったが、それを取り囲むようにアートビジョン(同19メートル×同23.9メートル、453平方メートル)を新たに設置。大画面で映像を上映できるようになった。メーンビジョンはHD画質でアスペクト比16:9の映像にも対応するようになったほか、メーンビジョンには9.5ミリピッチの、アートビジョンには29.4ピッチの、LEDディスプレーをそれぞれ導入し、従来のビジョンに比べ「約4倍高精細となる」描写ができるようになったという。
アートビジョンでは環境映像を、メーンビジョンではコマーシャル映像を、それぞれ上映。PCからの映像送出にも対応し、リアルタイムでの映像配信やスマートフォンと連携した双方向の演出も行えるようになった。上映時間は9時~翌1時。
リニューアルを記念して25日~31日、渋谷道玄坂商店街振興組合と共同で同ビジョンを中心に「Q’S EYE渋谷夏祭り」を展開。連日18時30分~22時15分、参加者がスマートフォンを使いビジョンにデジタル花火を打ち上げる「渋谷デジタル花火大会」を実施。イベントの様子は同祭公式ホームページで生中継する。
今月12日から同祭公式ホームページで参加者の応募受け付けを開始。抽選で参加者を決める。応募資格はスマートフォン保有者(iOS5.0以降、Android2.3以降を推奨)。受け付けは16日まで。