渋谷・桜丘町の料理教室「デリス・ド・キュイエール」(渋谷区桜丘町)で7月13日~15日、「クラヤミ食堂 夏休みバージョン2013」が開催される。主催はシェフの独立・開業支援、飲食店プロデュースなどを手掛けるシェフズバンク(世田谷区)。
博報堂(港区)のラボ「こどもごころ製作所」が開発した「クラヤミ食堂」は、目隠しをした「暗闇」の中でストーリーに沿ったコース料理を楽しむ体験型イベント。2007年秋の初開催以降、赤坂エリアを中心に19バージョンで99回開かれ、約5000人が参加した。中心客層は30~40代で、男女比は3対7程度。
シェフズバンク社長の桑原大輔さんは同イベントの開発・プロデュースに携わっており、2010年に開催された「夏休みバージョン2010」は「こどもごころ製作所」と共催した。今回、こどもごころ製作所とライセンス契約を締結。渋谷は、ヒカリエ(渋谷2)の開業などから「大人の街へ変化してきているとともに幅広い年齢層が活動している」と判断し渋谷での初開催を決めた。
今回は「あのころの夏休み」をテーマに、料理をはじめ、ストーリー、音楽などを構成。「固定概念を壊して、イマジネーションで楽しんでほしい」と、料理のジャンル、品目数などは事前公表しない。
「目に見えない世界だから見えてくるものがある。クラヤミ食堂でしか味わうことのできない貴重な体験を通して、また違う世界が発見されるかもしれない」と桑原さん。「暗闇で広がる創造力と、見知らぬ人との会話。暗闇なのにいつの間にか自然と食べられるようになれる不思議。日常の枠から飛び出る、新鮮な『クラヤミ体験』を楽しんでいただければ」と参加呼び掛ける。
開催時間は各日13時~と18時30分~の2回(開場は開始30分前、2時間後終了予定)。参加料はコース料理・フリードリンク込みで9,830円。現在ホームページで予約を受け付けている(12日24時まで)。