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表参道にアントルメグラッセと「生グラス」専門店-「ルタオ」のケイシイシイが新業態

白を基調に「アイスクリームケーキの国」をイメージした店舗外観

白を基調に「アイスクリームケーキの国」をイメージした店舗外観

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 表参道に7月7日、カフェを併設したアントルメグラッセと「生グラス」専門店「GLACIEL(グラッシェル)表参道店」(渋谷区神宮前5、TEL 03-6427-4666)がオープンする。経営は洋菓子店「ルタオ」などを展開するケイシイシイ(北海道千歳市)。

2階に併設するカフェ

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 アントルメグラッセは「アイスクリームで作ったデコレーションケーキ」。フランスやベルギーなどヨーロッパのパティスリーでは年間を通して販売されているという。「新しいことに挑戦したい」と考えていた同社が、日本ではまだマーケットが確立されていないアントルメグラッセを「広めることができないか」と、フランスでの修業経験のあるシェフパティシエ江森宏之さんを迎え、アントルメグラッセと「生グラス(生アイス)」の専門ブランドとして立ち上げた。

 店名はフランス語でアイス職人を指す「グラシエ」、アイスを指す「グラス」、空を指す「シエル」から命名した造語。ターゲットである「価値の分かる大人の女性(25歳~40歳)」が集まるほか、「文化の情報発信力が高い」ことなどから表参道エリアに1号店を出店した。

 店舗面積は1階・2階の2フロア計80坪。建物から建築した同店。白を基調にしたファサードは「アイスクリームケーキの国」をイメージし、アイスクリームが山のように連なっているような建物に仕上げた。1階はグレーなどを取り入れ「重厚感・高級感のある雰囲気」に、2階のカフェ(40席)は白を基調に木目のテーブルや椅子を置き「ナチュラル」な雰囲気に、それぞれ仕上げた。

 販売する商品は全て併設する工房で作る。アントルメグラッセは季節などで内容を入れ替えながら常時20種を用意。クリームチーズのスフレ生地、クリームチーズのアイスクリーム、マスカルポーネチーズのシャーベット、周りにスポンジクラムを付けた、ルタオの「ドゥーブルフロマージュ」の「ドゥーブルグラッセ」(2,520円)、オレンジの皮を使ったアーモンド生地にオレンジシャーベットとオレンジコンポート、自家製のオレンジマーマレードを使ったバニラアイス、マスカルポーネアイスクリームを組み合わせた「オランジュリー」(2,940円)、バニラアイス、木イチゴのシャーベット、イチゴのジュレ、アーモンド生地を組み合わせたテントウムシをかたどった「コクシネル」(3,360円)など。

 もう一つのメーン商品として提供するのが「生グラス」と呼ぶ作りたてのアイスクリーム。季節に応じた味で常時12種を用意。宮崎県で採れるかんきつ類を使ったオレンジアイス「ツノカガヤキ」、北海道・山川牧場直送ジャージーミルクを使ったシャーベット「ジャージーミルク」、イタリアシシリー産ヘーゼルナッツをローストし、自家製ペーストにして使う「ヘーゼルナッツ」など。価格は、シングル=400円、ダブル=500円、トリプル=600円ほか。

 1階では、アントルメグラッセ、生グラスをテークアウト販売するほか、パウンドケーキ(2,100円)、シリアル(5枚1,575円、10枚3,150円)などの焼き菓子、コンフィチュール(630円)などのギフトを扱う。

 カフェでは、「おすすめ」3種を盛る「アントルメグラッセ盛り合わせ」(1,200円)や、12種から3種を選べる「生グラス3種盛り」(800円)などのほか、フルーツを加えたシリアルにグラス(アイス)をのせミルクをかけて食べる「シリアルグラッセ」(900円)などのデセール(デザート)を提供。ランチ(15時まで)には、メーン、デセール(バシュラングラッセ・パフェ・プラリネシトロン)、ドリンクを、それぞれ1種選ぶランチコース(2,500円、20食限定)を用意する。想定客単価は1,100円前後。

 広報担当の織田謙一さんは「アントルメグラッセを知っていただき、一つのスイーツのジャンルとして確立していければ」と話す。

 営業時間は11時~20時。火曜定休(祝日の場合は営業)。

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