東京都は12月、都営バスの渋谷駅-六本木駅間で終夜運行を始める。
都心部の深夜時間帯の交通費利便性、「国際都市」東京の魅力や「都市力」の向上を図るため試験的に運行する。4月にニューヨークを訪れていた猪瀬直樹東京知事が表明していたもので、ニューヨークをはじめ、ロンドン、パリではバスが24時間運行していることもあり、実施を決めた。
運行ルートは、渋谷駅、渋谷三丁目、青山学院中等部、南青山七丁目、西麻布、六本木六丁目、六本木駅。都営バスは現在渋谷駅東口のバスターミナルに発着しているが、深夜には同所を封鎖して渋谷駅周辺地区の再開発工事を行っているため、乗り場は現在検討中。
運行は金曜深夜(土曜)1時ごろ~5時ごろ。都営バスでは現在、渋谷駅-新橋駅間で深夜バス(23時・24時台)を平日のみ運行しているが、「週末に利用者が多い」ことから判断した。本数は1時間に1本程度。運賃は現行の深夜バスと同じ400円。
運行開始日は調整中で、終了時期・運行本数の増加などは開始後の状況などで判断するという。