西武渋谷店(渋谷区宇田川町)B館地下1階に6月7日、インテリアフロア「Living Edition」がオープンした。
同店では衣料品を中心にライフスタイルを提案してきたが、「ホーム・インテリアは新しい提案ができていなかった」と、1年半ほど前から企画を始動。青山や目黒など各所で展開するインテリアショップをワンフロアに集約し、利便性向上を図る。同館7階にもインテリアフロアを展開しているが、「よりファッション性のあるショップ」を集積するという。
フロア面積は約1000平方メートル。楽市楽座の「座」をイメージした空間は、鉄のフレームで店舗ごとに区切った。11ショップと、「未来の価値を表示する」をコンセプトに若手クリエーターの商品を紹介する「プレビュー」、プロモーションスペース「アンテナ」、期間限定ショップで構成。フロアには、7階に出店していた生活雑貨「ワイズフォーリビング」、タオル・バス用品「ウチノバスデザインズ」も移転した。
モダンを中心にカジュアル、ナチュラルテイストの家具をセレクト。フルオーダー家具から空間設計までを提案する「AREA」、白を基調にしたデザインが特徴の「POLIS」など、インテリアショップが多く出店する青山エリアにも店を構える店や、国産の木材を使った家具を提供する「WISE・WISE」、ハンドメード家具をセレクトする香川・高松発「UTSUMI Oriental」、仏ファブリックブランド「カサマンス」など。ショップは来店客の要望などを聞きながら定期的に入れ替えていくという。
オープン時、クリエーティブディレクター青木昭夫さんがキュレーションする「プレビュー」では、家具、ファブリックのデザイン制作を中心に手掛けるデザインスタジオ「2TONE」を紹介。インテリアスタイリスト窪川勝哉さんがプロデュースする「アンテナ」は、「SUMMER SESSION」を編集テーマに出店店舗の商品をディスプレーしている。両売り場とも、3カ月ほどで内容を入れ替えていく。
高橋幸智店長は「当フロアで見ていただいてから、青山・目黒のショップに足を運ばれるなど、一つの窓口として活用していただいても良いのでは。今までにない売り場だと思うので、常に新しい提案・発見があるフロアになっていけば」と意欲を見せる。
営業時間は10時~21時(日曜・祝日は20時まで)。