渋谷駅東口の9番出入り口に「下り」エスカレーターが設置されることが明らかになった。東急電鉄が5月15日に発表した鉄軌道事業設備投資計画で分かった。
東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始に伴い地下5階に移った東横線渋谷駅。JR線などからの乗り換える際、最寄りとなる東口エリアの9番出入り口と14番出入り口は、相互直通運転開始に先駆け渋谷駅中心地区基盤整備事業の一環として現在の場所に移設。今後も再開発が進むため、いずれも仮設のものとなっている。
市場調査を行い「利用者が多かった」ことやスペースの関係から、共にエスカレーターは上りのみを設置しているが、利用者から下りエスカレーターの設置を求める声もあり、9番出入り口に下りエスカレーターを設置することが決まった。「(時期は)明言できない」(同社)としているが、本年度中「なるべく早く」設置するという。
現在、東横線利用客への「バリアフリールート」として、東横線旧渋谷駅中央改札前のエスカレーターを使い2階へ上がり、東急百貨店東館・JR渋谷駅と渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)をつなぐ跨道橋を渡り、渋谷ヒカリエのアーバンコアのエスカレーターまたはエレベーターで地下3階・東横線の改札口に出るルートを用意している。