道玄坂や文化村通りなど渋谷エリアで5月19日、「第16回 渋谷・鹿児島おはら祭」が開催される。

　「おはら祭」は毎年11月に鹿児島県鹿児島市で開催されている祭りで、民謡に合わせ踊りながら歩くもの。今年で16回目を迎える「渋谷・鹿児島おはら祭」は、小倉基・元渋谷区長が鹿児島県出身だったことをきっかけに1998年に初開催。渋谷と鹿児島は、鹿児島出身の連合艦隊司令官・東郷平八郎を祭る東郷神社が渋谷に建立されているほか、初代・ハチ公像を作ったのが鹿児島出身の彫刻家・安藤照であるなど、縁がある。

　当日は「踊り連」60組計約2000人が参加し、道玄坂や文化村通りを「おはら節」「ハンヤ節」「渋谷音頭」の3曲に合わせて「踊りパレード」を行う。当日は、鹿児島から西郷隆盛や篤姫、大久保利通に扮（ふん）した「明治維新150年“維新のふるさと鹿児島市”PRキャラバン隊」も来場し、踊りに参加するという。ほかにも、伝統的な踊りに新しい感覚を組み合わせた「若者らしい生き生きとした踊り手を養成すること」を目的に結成された「鹿児島市ヤング踊り連」のパフォーマンスなどが披露される。

　18日・19日には、「東急百貨店本店正面口前」「ユニクロ道玄坂店前」など5カ所で「さつまの食品展」を開き、さつまあげや焼酎、かるかんまんじゅうなどを販売。両日、ハチ公前広場で「渋谷・鹿児島観光案内」を行い、渋谷や鹿児島の観光物産のPR、同祭の案内などをする。

　開催に先駆け、渋谷エクセルホテル東急25階の日本料理店「旬彩」では現在、「おはら弁当」（3,500円、1日20食限定、今月31日まで）を販売しているほか、東急フードショーでは16日～22日に「鹿児島の味覚特集」を開く。

　踊りパレードは12時50分～16時。小雨決行。