渋谷・宇田川町のシアター「アップリンク」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6825-5502)で5月11日から、ドキュメンタリー映画「ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ」が公開される。
1950年に米家具メーカーのハーマンミラー社が製品化した「イームズチェア」などで知られるチャールズ&レイ・イームズ夫妻。出会った当時、既婚者だった建築家チャールズと画家志望だったレイは恋に落ち、結婚。イームズ・オフィスを立ち上げ、家具をはじめ、玩具や建築、映画などの作品を手掛けた。
同作は、生前「絶対に明かされなかった」イームズ夫妻の側面にフォーカスした初めてのドキュメンタリー。二人がやりとりした手紙や写真、作品のほか、イームズ・オフィスの元デザイナー、ジェニーン・オッペウォールさん、チャールズの長女ルシア・イームズさんなどのインタビューを通じて、夫妻の軌跡を描く。
メガホンを取ったのは、同作が初めての長編ドキュメンタリーとなったジェイソン・コーン監督と、40年以上にわたり、テレビ・ドキュメンタリーを作ってきたビル・ジャージー監督。ナレーターは「スパイダーマン」3部作のハリー・オズボーン役などで知られる米俳優のジェームズ・フランコさんが担当。
公開初日の11日にはハーマンミラージャパンのマーケティング部・前澤恵子さんを、18日には企業の商品開発や展覧会プロデュースなどを手掛ける柳本浩市さん(Glyph.)をそれぞれゲストに迎え、トークショーを開く。いずれも12時15分の回上映後。11日には来場者全員にクリアファイルを進呈する。