恵比寿・明治通り近くに5月1日、メンズファッションブランド「IZREEL(イズリール)」の直営路面店「SALON by IZREEL」(渋谷区広尾1、TEL 03-6721-9871)がオープンした。経営はIZREEL(同)。
同社社長でデザイナーの高倉一浩さんが手掛ける同ブランドは、2003年秋冬シーズンにデビュー。ブランド名は「is real」から命名。「東京ラグジュアリーストリート」をコンセプトに、「艶っぽい男のスタイル」を提案。ターゲット・顧客層共に30~40代が中心。これまでミラノや東コレなどでコレクションを発表してきた。
2005年に原宿警察署近くにオープンした直営店は、2009年に渋谷パルコ(宇田川町)内に移転し営業していたが、「サロンのような店を開きたい」と昨年8月に閉店。ブランド創立地でもある恵比寿・広尾エリアで新たな出店地を探し、ブランド創立10周年となる5月1日に合わせ同店を開いた。
店舗面積は50平方メートル。白や木材を基調にしたシンプルな店舗で、壁面には画家のSENSEさんとKAZさんが「森」をテーマにしたアートを描いている。隣にオフィスを移転したほか、ショップと「同じ場所で開きたかった」とアトリエも併設した。
メーンコレクションのほか、フォーマルライン「ANFORMAL」、リメークライン「Faker」のほか、2013年春夏シーズンからスタートした、メンズとレディスをそろえるゴルフライン「A by IZREEL(エースバイイズリール)」をラインアップ。ゴルフラインの展開は、高倉さん自身が「ゴルフ好き」であることから3年以上前から構想していたという。アイテムは「ゴルフにストリート感をミックス」することでイズリールらしさを表現。ポロシャツには「GB!(ゴルフバカ)」の刺しゅうなどを入れるなどしたほか、ボトムには、ゴルフで使う道具は小さいものが多いことから浅いポケットを付けるなど、自身の体験を基にしたアイデアも取り入れた。
価格帯は、メーンコレクション=ジャケット・パンツ10万円ほど、デニム3万円前後、レザーブーツ6万円~7万円ほど。エースバイイズリール=ポロシャツ7,000円~8,000円ほど、ボトム8,000円~9,000円ほど。
高倉さんは「当店はクリエーティブとコミュニケーションの発信地。ブランドの世界観に触れたい方にもご来店いただければ」と呼び掛ける。
営業時間は12時~20時。水曜定休。